ドラムカフェジャパン | TEDxTokyo 2012
鼓動する心臓を持つものは皆、ドラムカフェジャパン(DCJ)の根源的な魅力を味わうことができます。DCJは、南アフリカのヨハネスブルグで活動する本家のドラムカフェから派生して、2009年に仙台で設立されました。アフリカの伝統的な太鼓ジェンベをきっかけに人を動かし、組織のチーム・ビルディングを支援してきましたが、昨年東北で起きた巨大地震と津波を受けて、DCJは活動の重心を大きく変えました。現在行っている「にこにこスマイルプロジェクト」では、東北の学校や病院、避難所で何百回もの双方向ドラミングのパフォーマンスを行ってきました。「ドラミング・セラピスト」と呼ばれる3人のアフリカのドラム奏者がリズムを刻み、聴衆が参加するセッションに、臨床心理学者も立ち会います。ドラムを叩くことで脳内のセロトニンとアルファ波のレベルが上がり、ストレスを緩和して心と体の調子を整えることが報告されており、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対して有効なのです。DCJはすでに何万もの人々の手助けをしてきました。これからも一つひとつのコミュニティにビートと希望を届けていきます。