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羽生 善治 | TEDxTokyo 2012

羽生善治が将棋で史上初の七冠王になったのは、若干25歳の時でした。中学生の時からプロの棋士として活動し、国際的なチェス・プレイヤーとしても注目されています。羽生の並外れた業績は、強豪ぞろいの同年代のライバルたちが「羽生世代」と呼ばれることからも窺えます。ITとインターネットが将棋の世界を変えた、と羽生は言います。将棋におけるさまざまな戦略があっという間に共有され、同程度の能力をもつ棋士たちが同じ場所に留まる大渋滞が起きるようになったのです。羽生の言う「高速道路理論」によれば、創造的かつ革新的であることで、棋士はその渋滞を回避し、量を質に転換し、勝利へと結びつけることができるのです。彼の好きな玲瓏(れいろう)という言葉は、透明なまっさらな景色、あるいはそのような心境のことを指しています。羽生がこれまでに通算70以上のタイトルを獲得し、それを上回るのは大山康晴の80タイトルだけだということは、彼の理論の正しさを反映しているように思えます。著書である『決断力』や『羽生善治の頭脳』が何十万部も売れているのは、羽生の深い思考力があってこそです。