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ブルース・ヒューバナー / カーティス・パターソン | TEDxTokyo 2013

ブルース・ヒューバナーさんの尺八は、変幻自在という言葉がぴったりだ。カリフォルニアに生まれ、10歳よりフルートでクラシック音楽を、14歳よりサクソフォンでジャズを演奏。1983年に来日して琴古流尺八に入門し、米国で東洋学を修めた後、1989年より東京芸術大学邦楽部修士課程で初めての外国人学生として山口五郎さん(人間国宝)に学び首席で卒業した。福島で教職に就きながら、トロントジャズフェスティバルやニューヨークのブルーノートにも出演。箏奏者カーティス・パターソンさんとのデュオ「カート&ブルース」は震災後すでに60回以上の国内公演をおこない、ゆかりの地に捧げた「福島組曲」などを演奏している。

凛とした空気に響き渡る和の音色。カーティス・パターソンさんはシカゴに生まれ、コーネル大学在学中に箏に出会った。1986年に来日して生田流箏曲の基本である地唄、段物等を学ぶ。1990年には沢井箏曲院に入門し、沢井忠夫・一恵両師に師事。古典曲のみならず数多くの現代曲も手がけ、三味線も手にするようになった。1995年、外国人としては初めてNHK邦楽技能者育成会を卒業。2006年よりブルース・ヒューバナーさんとデュオ活動を始め、2007年にCD『Going Home』、2008年に『風紋/Tracings』をリリース。九州から東北まで、『桜前線ツアー』や『紅葉狩りツアー』と称する全国公演を約100回開催している。