TEDxTokyo: 2009
5月22日に日本科学未来館で開催されたTEDxTokyoの発足記念イベントは、20カ国以上の国々から参加した200名を超える各界のリーダーらの熱気に包まれる中、堂々たるスタートを切りました。数千人がストリーム配信でのライブ中継に釘付けになり、ツイッターでイベントの動向を追いました。
米国でのTEDカンファレンスの精神にならって、TEDxTokyo 2009に参加した世界の名立たる思想家や革新者たちはスピーチを18分以内におさめるよう求められ、彼らは見事にその期待に応えました!高円宮妃による感銘的で心あたたまる基調講演にはじまり、日本と海外から招かれた23人のスピーカーらは、彼らのヴィジョンとストーリーを披露して観客を魅了しました。一部のスピーカーを次に挙げます。全スピーカーの紹介については「スピーカー」のページをご覧ください。
TEDxTokyoを進化させるライブメディア
千人を超えるTEDxTokyo 2009への参加希望者がいた中、会場に用意された座席はわずか200席。しかし、会場外からもアクセスできるようにTEDxTokyoのスタッフはいろいろと工夫をこらしました。バーチャルな方法により、世界中のすべての人に向けてTEDxTokyoのアイディアは発信され、対話の輪がさらに広がりました。その結果、次のような成果が達成されました。
3,500人以上がステージ上で行われたすべてのセッションを2つのライブ映像にて視聴。
「TEDxTokyo」のGoogle検索順位が、ツイッターで2位、YouTubeで5位、フリッカーで6位にランクイン。
500人以上のツイッター・ユーザーが、TEDxTokyoのライブ・ツイッター(英語・日本語)を受信し、「#TEDxTokyo」がツイッター内で世界3位の人気を獲得。
327枚以上の写真が、終日撮影、アップロードされる。舞台上、舞台裏、楽屋、海辺でのバーベキューランチ、レセプション、休憩時間など、あらゆるシーンの写真が。
参加者のコメント
TEDxTokyoの発足記念イベントには、それぞれの世界で卓越した力を発揮している厳選された200名が招待されました。明るく、より持続可能な未来を創造するため、その才能と影響力をいかんなく発揮している方々です。以下の参加者コメントから、TEDxTokyoがどのような発足記念イベントであったかを知ることができます。
「最高に素晴らしくて、多くの人たちの期待をはるかに超えたものでした。とりわけTEDに精通していて、TEDTalksビデオを欠かさずチェックするような人へのインパクトは大きかったようです」
「皇族の方とマジシャンが同じステージに立ち、観客のありとあらゆる感情を突き動かす、なんてことができる場はTEDxTokyo以外にはありえません!」
「一番大きな収穫は、自分の努力次第で自分の人生もそして世界も変えることができるのだと知ったことです。本当に素晴らしい体験でした!」
その他の参加者のコメントは、こちらから見ることができます。
オーガナイザーであるトッド・ポーター、パトリック・ニューウェル、そして50名以上の献身的なボランティア・スタッフの、TEDへの好奇心と熱意は、新たな課題- 日本を含む地球上の国々が持続可能な未来をどうすれば創ることができるのか- に私たちの眼を向けさせました。ウェブサイトの運営から、、翻訳作業、撮影作業、ツイッターのライブ発信、そしてイベント当日の運営や演出まで、様々な作業がボランティアの協力によって成し遂げられました。
TEDxTokyoで行われたプレゼンテーションの模様は、TEDTalksビデオで見ることができます。
このTEDxTokyoの23のスピーカーはスピーチを18分以内で終わらせることを求め、スピーカーはその期待に応えた!
レネ・バイヤー: ピュリッツァー賞受賞フォトジャーナリスト
レネ・バイヤーは、人々の深い心情を写真に写し出し、人の心を振るわせる類稀な才能の持ち主です。彼女はその才能を活かし、あらゆる賞を受賞してきました。McClatchyPresident賞、AP通信のMarkTwain賞、Casey賞、World Understanding賞、そして2007年には、「A Mother’s Jorney」というシリーズでピュリッツァー賞を受賞しました。レネ・バイヤーの写真は、Paris Match誌、People誌、El Pais誌、Newsweek Asia誌、Marie Clair誌、Days Japan誌、そしてさらに最近では『America at Home』という本などあらゆる著名誌に載っています。また、国内から国際レベルまでのあらゆるフォトジャーナリズムコンテストの審査員や講師として日本、メキシコ、カンボジア、さらにアメリカ合衆国で活躍の場を広げています。
アストリッド・クラインとマーク・ダイサム: 国際的デザイナー、ペチャクチャナイトの発起人
東京に拠点を置いた国際的デザイナーとして、クラインダイサム・アーキテクツ社のアストリッド・クラインとマーク・ダイサムは、公共空間からユニクロ、バージン・アトランティックやブルームバーグまであらゆる建築デザインに携わっています。またその優れた洞察眼で、2003年にペチャクチャ・ナイトという若いクリエイター達が作品を見せ合い交流する場を設けました。この自由な交流の場は、東京から即座に世界中に広まり、今では180都市で年間350回以上のイベントが開催されています。
リコ・ドゥブランク: ホテリアー、顧客サービス及び人材育成の先駆者
リコ・ドゥブランクと共に働きたいという人は後を絶ちません。2003年にザ・リッツ・カールトン大阪の総支配人になってから二年後には、彼は業界アンケートで日本で最も優れたホテル経営者に選ばれました。100カ国以上もの渡航経験と5ヶ国語も話せる語学力を用いて、彼は行き届いたサービスを顧客にも従業員にも提供しています。ザ・リッツ・カールトンのインドネシア支店、中国支店、エジプト支店等を経営し、さらにフロリダやヨーロッパで数々のホテル開設の経験を持っています。そして今はザ・リッツ・カールトン東京及びパークレジデンスの総支配人、そして日本で最高のホテルを創った人として活躍しています。
バリー・アイスラー: 作家、元CIA捜査官、弁護士
バリー・アイスラーは、CIA捜査官をしていた頃よりも、知的財産の弁護人を行っていた頃よりも、シリコンバレーでアントレプレナーとして活躍していた頃よりも、現在輝かしい職についています。彼の作り出した先鋭的かつリアルな謎の殺し屋、ジョン・レインは、バリー賞やスリル小説部門GUMSHOE賞を受賞し、20ヶ国語に翻訳されました。そして今年
ソニー・ピクチャーズはバリーの処女作『Rain Fall』をゲイリー・オールドマン主演で映画化しました。更に彼の7作目にして最新作の『FaultLine』は、ブロゴスフィア・スリラーという新たなジャンルを構築しました。現在は講道館の黒帯保持者として日本とサンフランシスコの拠点を行き来しています。
ティア・ジョンストン・ブラウン: 世界規模の発展専門家、青少年教育の戦略家
ティア・ジョンストン・ブラウンは若い人たちが建設的な方法で自分の生活やコミュニティーを変えるのを促すことに尽力しています。アフリカ、アジア、中東の若者を教育した後、2004年にアショカのYouthVentureプログラムの活動に加わり、知識と情熱を注ぎました。そして、デービッド・ボーンステインの著書『世界を変える人たち—社会起業家たちの勇気とアイデアの力』(ダイヤモンド社)の世界各国での出版やYouthVentureプログラムの19カ国での展開を後押ししました。これまでにティアたちは10万人以上の若者たちが情熱を自分のコミュニティーにおける問題と結びつけ、前向きな変化を起こすための解決法を導き出すのを支援してきました。ティアはこのような若手起業家育成プログラムなどの草の根の活動が問題解決の率先者やグローバル社会に変化を起こす意欲を持った変革者をより多く生み出すことを信じています。
ウィリアム・ホール: マーケットリサーチコンサルタント、国際経済専門家、企業市民
西洋人の中で、ビル・ホール程日本の消費者の気持ちを深く理解している人はいません。ASIマーケットリサーチにいた頃、ビル・ホールは日本で最初のヘルスケアマーケットリサーチ専門部隊を設立しました。そしてマーケットリサーチ界を出た後、Fortune誌500社に選ばれる製薬会社の子会社を含む、二社の代表取締役に就任します。それが評価され、彼は2001年に21世紀に向けたオーストラリア日本会議に参加する著名者25名に選出されました。現在はオーストラリア&ニュージーランド商工会やジャパンマーケットエントリーコンペティションの代表を兼務しており、さらにビル・ホールは現在サイノベート社の代表として、ヘルスケア業界におけるマーケットリサーチやコンサルティングサービスを展開しています。
平山ユージ: ロッククライミング世界チャンピオン、ハードボルダリングの達人
平山ユージは、岩山やきれいな空気に囲まれ、かつ補助ネットのない世界における真のスターです。フリークライマーとして中国、イタリア、クアラルンプール、スイスなど世界中の山を登り、2000年にワールドカップ総合優勝を果たしました。彼は岩山の細かい割れ目も見逃さず、世界一美しいといわれるクライミングスタイルを創り上げました。そして更にスピードクライミング界にも参入し、2008年にはパートナーのハンス・フロリーンと、当時の記録を2分も縮めてエ・キャピタン最速登山記録、1000mの岩壁を2:37:05で登る記録を設立しました。
改田哲也: トヨタ自動車BR企業価値開発室 室長
改田哲也氏の手にかかれば、昆布造りの透明な乗り物で、モードトレーニングと呼ばれるドライバーの心理状態を映し出すダッシュボードを装備した、超軽量車を近い未来すぐに運転できることでしょう。トヨタ自動車の主な改革者の一人として、改田氏はこのような素晴らしいコンセプトを実現する力があります。彼の最終的な目標は、東京モーターショー2007で公開された“RIN”のような、人と地球が共生できる車作りをすることです。トヨタのコンセプトカーの裏にある核となる指針は、分相、つまり、身分相応に暮らすということです。また、改田氏は最近、シカゴを拠点にしたファッションデザイナーのチームとコラボして、時速32Kmのモバイルアームチェア“i-REAL”に基づいた衣類を作り出しました。
ブルース・リビングストーン: 起業家、音楽家、写真家
多くの写真家は、ブルース・リビングストーンが1996年にThe Bittermenというパンクロックバンドから身を引いたことをとても喜びました。というのは、このカナダの起業家は後にiStockphotoを設立することになるからです。iStockphotoはインターネットによる写真販売というビジネスモデルを確立し、新しい活気のある画像のマーケットを作り上げました。2006年、Getty ImagesはiStockphotoをブルースから買収し、ブルースは自身の他の2つの会社(Paper Thin Walls Inc.とEvolvs Media Inc.)も同様にGetty Imagesに売却しました。Evolvs Media Inc.のスタッフは新たにLIFE.comのテクノロジーチームとなります。2007年にGettyImagesはブルースを技術・商品部門の副社長に任命、一方でブルースはiStockphotoのCEOも継続させます。今年の4月に両社を退社し、婚約者とご子息と共に、写真家としての情熱を追求する2年間のヨーロッパツアーに旅立ちました。
シャンドラン・ナイル: Global Institute for Tomorrow 代表取締役社長
アジアの企業や政府は、ビジネスの正しいやり方に関して、大概シャンドラン氏に尋ねます。シャンドラン氏はアジア
トップの環境コンサルティング会社、Environmental Resources Managementを創設し、持続力、企業の社会的責任、投資地政学、リーダーシップ育成、倫理について、ロンドンやシドニー、アジアの全首都で幅広く公演をしました。地球に優しい環境主義を政策決定の段階で組み込むため、政府やビジネスリーダー達と連携しました。2004年、変化に影響を与えるようなポジティブアクションを通して、グローバル化効果の理解を促進することに専念した独立社会的ベンチャーのシンクタンク、Global Institute For Tomorrowを創設しました。英国王立芸術協会フェローの一員です。
ガンター・ポーリ: ゼロエミッション・リサーチアンドイニシアチブ 創始者/代表
連続企業家のガンター・ポーリ氏は、“ゼロ”という観念を持っています。特に、無駄ゼロ、排気ゼロなどです。合成洗剤会社のECOVERの前社長であり、彼が社長在任中、EVOVERがCNNニュースで紹介された世界初エコ工場を建設、その活発なビジョンを支援するため、セロエミッション研究構想(ZEMI)を1994年東京で創始しました。ガンター氏は、バッテリー不要のソーラーパワーや天然脱塩のような一番よい自然メソッドを市場に出すこと、その周りにある新しいビジネスパラダイムを組み上げることにささげています。彼が始めた教育プログラムのもと、約6000人の先生が、子供達に科学的概念、環境の概念を教えるため、アラビア語や中国語を含む多くの言語で、寓話が使用され、1500の科学的テーマが10歳以下の子供達に教えられています。
デービッド・ロック: 神経科学の専門家、作家、グローバルコーチ
デービッド・ロック氏によると、よい精神労働はより良いリーダーを作ります。彼はその概念を定義づける新しい言葉“ヌロリーダーシップ”を作りました。「Quiet Leadership」「Personal Best」の2冊の作者であるロック氏は、「人間の神経伝達物質」と呼ばれています。ロック氏の2つの冒険は、グローバルコーチであること、リザルトコーチングシステムやヌロリーダーシップサミットと協会をコンサルタントすることですが、個人レベル、チームレベル、システムレベルで人間の脳がどのように機能するか示すことによって、その2つの冒険が個性や組織の能力を発揮する手助けとなります。オックスフォード大学で特別講師としてだけでなく、ヨーロッパの国際ビジネス学校のCIMBAの教授として活躍中。現在、NYやシドニー、オーストラリアを行き来して暮らしています。
シェリー・ストロング: 料理哲学者、栄養戦略家、フードコーチ
シェリー・ストロング氏は食物反逆者です。話題を呼んだRealFoodRealWomen.comの発行人であり、反ダイエットシステムの作成者です。「地方の市場にあるほとんどの商品は、有毒か中毒性か、もっと空腹になるように作られている」とシェリー氏は語ります。Nutrition Australiaの前ビクトリア州長で、Slow Foodのメルボーン長であるシェリー氏は20年以上、栄養学、健康と行動の科学、食、健康であることについて研究してきました。シェリー氏が発案した消費の概念、“自然の原則”は「何をどのように食べるべきなのか」という永遠の疑問に答えを与えてくれます。彼女の公演を聞けば、食や自分の体に対して全く違った考えを持つようになるでしょう。
鈴木エドワード: 建築士、アマチュア科学者、アスリート
鈴木エドワード氏は、フルブライト奨学金を受けながらハーバード大学に通い、建築の大家であり未来的思想家のバックミンスター・フラーに師事しました。おそらく、それが自らを「生涯学びの徒」と称し、原子構造、環境、哲学、形而上学にまでその思考を広げる理由なのでしょうか。鈴木氏の大胆かつ有機的な建築デザインは東洋と西洋の見事な融合をあらわし、中国や遥かケニヤでも彼の建築を見つけることができ、日米両国において数多くの賞を授与されました。最近では「エディーの家」というプレハブ構造の住宅建築をダイワハウスと行いました。
竹村真一: 文化人類学者、メディアプロデューサー、社会活動家
竹村真一博士は、荘厳でありながら儚い地球を、呼吸する天体として間近に体感してほしいと願っています。現在は京都造形芸術大学で教鞭を取りながら、Earth Literacy ProgramというNPO団体に活動拠点を置いています。世界中で起こる光景や人々の声をリアルタイムで発信する「ソーシャルウェア」と呼ばれるマルチメディアを構築し、人間同士の狭間にある感情的な繋がりの欠如や情報の溝を埋めようとしています。竹村博士は世界初の双方向的デジタル地球儀「触れる地球」を開発し、地球は宇宙の一部なのだということを示しました。2003年からは地球環境への配慮を促すために世界中で一斉に電気を消す「億万人のキャンドルナイト」という活動も行っています。
マルコ・テンペスト: テクノマジシャン、冒険家、科学者
マルコ・テンペスト氏のデジタルメディアとマジックの風格ある融合は、観客に我々の将来の驚くべき夢を見せてくれます。マルコは22歳のとき、名声あるニューヨーク・ワールド・カップ・オブ・マジックに出場して世界的に有名になりました。彼自身の受賞歴のあるテレビ番組、「ザ・ヴァーチャル・マジシャン」は現在48か国以上で放送されており、また彼の舞台のショーやその他数々の特別番組は世界中で数億もの人々を魅了してきました。マルコのインターネットビデオはNBC放送、MSNBC放送のたくさんの番組に加え、米国で高視聴率を誇る長寿深夜番組、ジェイ・レノの「トゥナイトショー」で披露されてきました。新しい技術が発達すると、マルコはその技術を用いて人をひきつける幻想の世界へと変える魅惑的な方法を見つけるのです。2006年に、国連は貧困に対するミレニアム・キャンペーンを推進するために、彼に口コミで広がる特別なビデオの製作を依頼しました。
所 眞理雄: コンピュータ科学者、クリエイティビティー研究家、学習論理家
所眞理雄博士は長くアカデミアと産業界を行き来してきました。慶応大学の情報工学科教授時代にソニーコンピューターサイエンス研究所を創立し、世界的に有名にしました(現在も代表取締役社長)。1997年ソニー(株)執行役員上席常務、2000年にはCTO兼務を歴任し、2004年からはテクノロジーに基づいた中、長期的なビジネス戦略を創造するイノベーションストラテジー部門をリードしてきました。また長年に渡り「並行オブジェクト指向コンピューティング」、「学びの未来」、「創造性と脳」等を含む著書を出版してきました。R&Dやマネージメントの豊富な経験をもとに、新しい科学的方法論である“オープンシステムサイエンス”を提唱しています。健康、生命、地球環境の持続性などの問題解決に典型的な還元の原則を打ち破る、あらたな問題解決の原則とされています。
エイミー・モーヤーズ&ミホ・ウォーカー: Living Dreamsの中核チーム
うまくいっているどのNPOにもエイミー・モイヤーズやミホ・ウォーカーのような人を思いやる心を持ち、行動的で多才な役員が必要です。Living Dreamsに参加する以前、モイヤーズ氏は10年間にわたってOsborne McGraw-Hill社、CMP Media社、そしてOracle社などの一流の出版社、ソフトウェア会社においてグローバルマーケティングや重役級のイベントに携わってきました。Living Dreamにおいては、組織の目標、インフラ、ファイナンス、資金調達などを決定する立場にあり、海外の企業とのパートナーシップの展開に尽力しています。ウォーカー氏は以前イギリスの世界的小売業者Tescoで通訳として活躍し、最近では自身で翻訳を請け負う会社を設立しています。ウォーカー氏は現在Living Dreamsにおいて全てのプロジェクトのイニシアチブを率いています。またLivingDreamsの子供たちの施設においてコミュニケーション、ボランティア活動等様々な事業を指揮し、日本の企業や団体との渉外も監督しています。
ビル・ワーリン: エグゼクティブ、環境保全家、国際教育提案者
ビル・ワーリン氏はアメリカ、コロラド州の山間部で生まれ、家族経営のスキー場で働きながら、雄大なロッキー山脈や澄んだ空に囲まれて育ちました。生涯スキーヤーであり、アウトドア家、釣り人であるビルは、私達にも同じ自然の恩恵を楽しんでもらいたいと考えています。ザ・ノース・フェースの社長、パタゴニアジャパンの本部長、そして現在はスノーボードメーカー、バートンコーポレーションの日本代表を歴任し、またアウトドア産業保全協会の元理事も務め、自然環境の保全に生涯をささげています。横浜インターナショナルスクールの理事として国際教育の推進も熱心に行っています。
アンソニー・ウィロビー: 探検家、企業家、チームビルダー
アフリカで育ち、英国とアメリカで教育を受けたアンソニー・ウィロビーは22歳のときシベリア横断鉄道の片道切符を手に、インスピレーション、冒険を追い求め、チャンスを掴みに日本を訪れました。ある時はナイル川を手漕ぎボートで渡り、ある時は闘牛士をし、またある時は中国の7546メートルのムスターグ・アタなど巨大な渓谷を荷物運びや酸素なしで登頂した経験を持っています。パプアニューギニアの探検中に出会った不平ばかり言う人たちとの経験から、
「私は愚痴を言いません」というチームビルディング及びリーダーシップ育成プログラムを1989年に日本で、1992年に中国で創立しました。また、10年以上に渡りパプアニューギニアとケニアの人里離れた部族の長との会話に感化されて「テリトリー・マッピング」と呼ばれる視覚化プロセスを発展させています。これを雑誌『インディペンデント』は「現代文明をガラガラと破壊して、自分が今どこに位置し、新しい明快さでもってどこへ向かっているのかを見ることを可能にしてくれる」方法だと紹介しています。









